DojoCon Japan 2017に実行委員として参加したきっかけ、それから。

この記事は、DojoCon Japan 2017Advent Calendar 2017 の16日目の記事として書きました。実行委員になった経緯と感想などを綴っています。

きっかけ

初めてCoderDojoに参加したのは、2016年の5月16日『Scratch Day 2016 in Nara』。
息子が3年生、ちょうどその年の3月にEテレで『Why!?プログラミング』が始まり、書籍『小学生からはじめるわくわくプログラミング』(阿部和広 著)を購入して家でScrachを楽しむようになりしばらくたってからの事でした。

その後、定期的にCoderDojo奈良に参加するようになり、私は子供の保護者として見学していましたが、スポーツチームに子供が入っている母親がチームの活動に貢献するのと同じ感覚で、私にもお手伝い出来ることがあればという気持ちになり、私もメンターとして参加するようになりました。

その年の8月にDojoCon Japan 2016が開催されるのですが、夏休みの旅行と日程が重なってしまい、第1回目のDojoCon Japan 2016 には参加できませんでした。

後日、公開された写真などで少しイベントの様子を知りますが、この時はまだ、メンターというより奈良のCoderDojoに子供が参加している保護者としての意識の方が強く、翌年実行委員として関わるなんて想像もしていませんでした。

その年の冬、CodeDojo梅田の会場であるサイボウズ大阪オフィスで情報交換&交流会が開催され、奈良からは私ともう一人メンターさんが参加しました。

そして、ここで他のDojoの方と知り合ったのを境に、championからの勧めもあり、見学も含め、子供と一緒に他のCoderDojoへも参加するようになります。

CoderDojoはコミュニティーであり、フランチャイズのプログラミング塾ではないので、主催者によって個性があります。
ですので、他のDojoに参加すると、息子の反応も違いますし、私自身のメンターとしての在り方を考えさせられたり、こういうのは所属する奈良のDojoでも取り入れてみたいな、という気持ちになったりします。
百聞は一見にしかずで、言葉で情報として聞くよりずっと説得力のある感覚で、これはいい!とわかります。

championご自身もいろんなDojoに参加されるので、その感覚が共有できているのがとても心強いです。

そんな風に過ごしていたある日、championからDojoCon Japan 2017を開催するにあたって実行委員を募集しているお話を聞き、昨年からのつながりで他の実行委員参会者の方とも面識があったので、何かお手伝い出来ることがあれば、と参加を希望しました。

活動開始

参加するのは決めましたが、私は何かの幹事も苦手で、イベントの実行委員といえば子供のクラス行事くらいしかしたことがありません。

子供のクラス行事も大切な行事で、その実行委員は私にとっては大きな経験ではありますが、イベントの規模も実行委員の数も全然違います。

DojoCon Japan 2017の実行委員の人数は40人ほどだったと思います。
その時点でかなり驚きました。
チームに分かれて分担するのも初めてだし、Backlogという進捗管理ツールも初めて。
オンラインミーティング、slackでチャンネルを分けてのコミュニケーション。
どんどん流れていく情報についていく、それだけで目が回りそう。。。という感じです。

話についていけるように自分の所属するチームのチャンネルを朝昼晩と見ることを心がげていましたが、まさかの所属していないチームでメンションがついていることまでは考えが及ばず、随分後になって気付いた時は衝撃でした。

念のため、全てのチャンネルに入るべきだったのかもしれません。
もしこの投稿を読まれている方が、来年実行委員をされる場合は、入ることをオススメします。

こういったツールでのやりとりを多く経験したことで、

・オンラインミーティングで気後れしなくなったこと
・文字で思いや考えを伝える力

が身につきました。

特に、文字で考えや思いを伝えるのは難しくて、表情や声のトーンなどの情報がないので、実際にあって話すよりきつく感じられるし、うっかりするとディスっているような感じになってしまうし、気を使います。
気も使うし、無駄に落ち込んだりもします。

なので、力がついたというよりは、少しだけですが、どうフォローするかということに目を向けられるようになりました。

話を戻します。

私が入っていたチームは、セッションチーム、会場チーム、クラウドファンディングチームです。
他にもお手伝いできることがあればというところで、少し関わったこともありますが、主にこの3つです。

セッションチームでは、登壇者さんとやりとりをしたり、サイトのニュースで登壇者さんを紹介する内容のドラフトを書いたり。
会場チームでは他のチームとのやりとりとか、最後の会場案内のニュースにつける案内図を作ったりしました。
クラウドファンディングでは、Campfireさんとのやりとりやディレクション的なこと、パトロンさんとのやりとりなどです。

どれも初めての経験で、大変というよりはワクワクしていました。

大変じゃなかったということはないのですが、リーダーや他の実行委員さんが頼りになる方ばかりだったので、胸を借りて安心して進めることができた、という意味です。

夜のミーティングの時には、私がPCに向かっているすぐ横で子供が寝てしまったことがあって、オンラインミーティングのマイクが子供の寝息を拾ってしまい、寝落ちしてると思われたというエピソードもあります。それもいい思い出です。

そして当日

たくさんの方にご来場いただきました。
企画段階で関わりがあまりなかった、ワークショップを担当することになって戸惑いましたが、結果的に同じ実行委員でありながら話したことのないメンバーとつながることができました。

もし来場者として参加していたら、セッションもワークショップも全部満喫できたかもしれないけど、実行委員として参加して知り合えた方々とのつながりはかけがえのないものだと思っています。

息子はほぼ一人で会場を回ることになりましたが、そもそも他のイベントでも一人で好きなブースを回るタイプなので、少しは寂しかったかもしれませんが、他のDojoの子達と話したり、スポンサーブースを体験したり、セッションを聞いたりと満喫した様子でした。
中でも特に、ボードゲームとMagikcraft、8×9craftがお気に入りのようでした。

そのあとの実行委員の打ち上げでも、子供たちで集まって社交的に楽しんでいました。
人見知りなので少し緊張気味ではありましたが・・・。

少し年上のお兄さんお姉さんが堂々とプレゼンテーションする姿も見ることができて、刺激も受けたと思います。
私は、忍者たちのプレゼンテーションやLTをみて、素晴らしいなと思うと同時に感動してしまって、ちょっと泣きそうでした。

その後

私は子供が参加できない(他の用事で)時も、私の予定が空いている時はCoderDojoにメンタとしてで参加することに決めました。
保護者であることは変わりませんが、私自身が得たつながりを大切にしたいからということと、Dojoに参加している他の子供たちと関わることもハッピーだからです。
息子は前よりCoderDojoに愛着を持つようになり、積極的になったように思います。
このままずっとプログラミングを続けるかどうかは、子供の好奇心の行方によりますが、一連の経験が良い影響になったことは間違いありません。

長文になりましたが、DojoCon Japan 2017の実行委員をした記念に、そして一つの区切りとしての投稿になります。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。

 Google+ B はてブ  LINE  Feedly